パンプスを履くと足が痛くなるのはなぜ?
女性特有の靴であるパンプス。オシャレして出かける時や仕事など、毎日のように履いている女性も多いですよね。ただ長時間履くと、かかとが靴擦れのようにすりむけてしまったり、足の裏や足の指が痛くなってきてしまうことも。もしかしたら、パンプスの選び方が間違っているのかもしれません。サイズが合っていなかったり、パンプス自体の形状が足に合っていないと、こうした足のトラブルの原因になります。そこで、長時間履いても痛くなりくいパンプスの選び方と、手持ちパンプスの履き心地を改善させる方法をご紹介します。
1.ピッタリサイズの目安は小指1本分♪
まずは、自分の足のサイズにピッタリあったパンプスの選び方です。ピッタリサイズの目安は小指1本分。試着する時に、かかととパンプスの間に小指1本が楽に入るのが理想のサイズです。かかとに小指1本分のスペースが残った状態で、足の指をまっすぐにすることができて、中で指を動かせる程度の余裕があるサイズを選びましょう。
また、足のサイズは1日の間に変化するので、ぴったりサイズのパンプスを見つけるのには、午後3時くらいに試着するのが最適とされています。適度に足が疲れているので、パンプスのフィット感も敏感に感じることができます。試着する時には片足だけでなく、両足履いて実際に店内を少し歩かせてもらいましょう。そうすると、パンプスが足に本当にフィットしているかどうかわかりやすくなります。
2.かかとにホールド感のあるパンプスを選ぼう
試着する際には、かかとのホールド感に注目しましょう。かかとの三角部分が柔らかすぎると、歩いた時に不自然に足が曲がって負担がかかるようになります。パンプス自体は柔らかくフィット感が必要ですが、かかとの三角部分は一定の硬さが必要です。
また、かかと部分のパンプスの幅も重要。この部分のラインが浅いとどうしても歩くたびに体重が体の外へ流れてしまい、痛みや不自然な歩き方の原因になります。それから、ヒールのあるパンプスを選ぶときにはヒール部分が太いほうが、歩くときには安定感が生まれます。そのため長時間履くためには高さのあるピンヒールよりも、ローヒールのほうがおすすめです。
3.足指が包まれているかがポイント!
パンプスでも浅いラインのものが人気がありますが、長時間快適に履いたり、トラブルを回避したりするのにはあまりおすすめできません。ラインが浅いと、どうしても体重が足の指部分だけにかかって、痛みの原因になりがちです。
理想は親指の付け根と小指の付け根が隠れるくらいのラインのパンプスで、これなら体重を足の前部分全体で支えるので、負担が足の指に集中しにくくなります。また、パンプスによっては先が細くなっているラインのものもありますが、試着の際に足の指がしっかり伸びているかどうか、足の指が重なっていないかどうか確認しましょう。
インソール交換で履き心地を改善♪
新しくパンプスを買う時は、ご紹介した3つのポイントを確認しながらピッタリサイズのものを見つけることができます。また、すでに使用しているパンプスの履き心地を改善させる方法もあります。
例えばインソール交換。低反発素材などクッション性がすぐれたインソール素材のものに交換することで、足の痛みを軽減できることもあります。自分のパンプスサイズに合わせてカットが必要ですが、はさみで簡単に切れるので、初めてでも安心です。
今あるパンプスを有効活用しつつ、新たに買う時も自分にピッタリのサイズのものを選ぶことで、足のトラブルを回避しましょう。
ピッタリサイズのパンプスで足のトラブルを回避しよう
仕事からプライベートまで、何かと履く機会の多いパンプスですが、サイズや形状が合っていないと、かかとがすれてしまったり、足の指が痛くなったりなど足のトラブルの原因になります。選ぶ際にはご紹介した3つのポイントに注意して自分にピッタリのサイズのパンプスを探しましょう。
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