長時間歩けるパンプス3つの特徴

足を綺麗に見せてくれ、コーデの雰囲気を格上げしてくれるパンプス。見た目的には女性の味方ですが、長い時間履いていると足が痛くなることも……。

そこで今回は、足が痛くならない「長時間歩けるパンプス」について解説します。

「歩くということを考えると、パンプスってあんまり向いていない」と感じたことはありませんか？機能は後回しにして、デザイン重視でパンプスを選んではいないでしょうか。その結果、長い時間履いていると足が痛くなったり、靴ずれができたりするのです。

パンプスが歩きにくい一番の理由はヒール。高いヒールはバランスが取りにくく、歩きにくいだけでなく、足が痛くなる原因にもなります。もう一つの理由は、足にフィットしていなくて歩くたびに「ぱかぱか」すること。ぱかぱかしていると歩きにくいだけでなく、靴ずれにもなりやすくなります。

アッパーが硬くて足触りが悪い、むれて擦れやすくなるなども歩きにくいだけでなく、靴ずれの原因に。これらの点に注意すれば、歩きやすいパンプスを選ぶことができます。

本来、体重は足裏全体で支えるものです。しかしヒールを履いているときは、体重はつま先とかかとの2カ所で支えなくてはなりません。そのため、バランスも取りにくくなり、痛みが出やすくなります。

特につま先はヒールが高ければ高いほど圧力が集中するので、痛くなりやすいのです。ではぺたんこ靴がいいのか、というと実はそうでもありません。ぺたんこ靴より適度にヒールがあった方が、アキレス腱の伸縮を助けてくれるので歩きやすくなるのです。歩きやすいヒールの高さは3cm前後。高くても5cmぐらいになります。ローから低めのミドルぐらいが歩くのにちょうど良いといえます。

高いヒールでも、ウェッジソールタイプなら靴底がフラットなので、体重を足裏全体で支えることができます。ハイヒールでもいっぱい歩きたいときは、ウェッジソールタイプのパンプスをおすすめします。

歩きやすいパンプスを選ぶとき、「サイズが合っている」ことは基本。誰もがこの点は気をつけて選んでいることと思います。でも、サイズはぴったりなものを選んだのに、実際使ってみるとぱかぱかして歩きにくいなんてことはありませんか？

それは、靴が足にフィットしていないから。サイズチェックの際に案外見落としがちなのが、かかとのフィット感。かかとがフィットしていないとパカパカして歩きにくくなります。また、甲の部分がフィットしていない場合も歩きにくい原因になります。そこでおすすめなのがストラップ付きのパンプス。甲や足首を固定してパンプスがぱかぱかするのを防いでくれるので、歩きやすくなります。

歩きやすいパンプスを選ぶなら、内側も要チェック。ライニングや履き口の足触りが悪いと、靴ずれを起こしやすくなるからです。

それから、インソールは歩くときの衝撃をしっかり吸収してくれるものを選べば、足への負担も軽くなるのでずっと歩きやすくなります。

また、歩いていると足に汗をかきます。通気性が悪いと汗で擦れて靴ずれの原因にもなるので、メッシュ加工など、通気性のいいものを選ぶことをおすすめします。

たくさん歩けるパンプスのポイントは、

（1）ヒールは3～5cm。それ以上はウェッジソールがおすすめ
（2）ストラップ付きで歩きやすさアップ
（3）インソールとライニングはやわらかく

通気性のいいものこの3つのポイントをおさえれば、長時間歩いても疲れにくいパンプスを選ぶことができます。いっぱい歩いても足が疲れないパンプスを上手に選びましょう♪