働く女性にとってむくみは職業病のようなもの。秋冬はブーツを履いた後にむくんでしまって脱げなくなると本当に困りますよね。そこでむくみを改善できるストレッチとむくみにくいブーツ選びの2つの方向から対策をご紹介しましょう。
ふくらはぎは第二の心臓!
足やふくらはぎは昔から“第二の心臓”と呼ばれています。ふくらはぎの筋肉を動かすことで、筋肉が収縮して血液を心臓へと押し上げるポンプのような役目を果たしています。ところが、ふくらはぎの筋肉があまり動かなくなると、血液の循環が悪くなり老廃物がたまりやすくなるため、足がむくんでしまう原因になると言われています。
そのためむくみを改善するには、まずふくらはぎの筋肉を動かして血液の流れを促進してあげることが大切になります。
どこでもできる「かかとストレッチ」
電車に乗っているときや、休憩時間など、いつでもできる簡単なむくみ予防のストレッチがかかと上げです。固定されがちな足首を動かしてふくらはぎの筋肉を使えるので、むくみ軽減が期待できます。
1.まず足を肩幅に広げて立ちます。
2.つま先立ちをしながらかかとの上げ下げを20回ほど繰り返します。
これなら空いた時間にいつでもできますね。女性はもともと、ふくらはぎの筋肉が少ないため、定期的にふくらはぎのストレッチをすることで筋肉量を増やして、むくみにくい脚に少しずつ変化させていきましょう。
お風呂上がりのストレッチ♪
お風呂上がりはストレッチのゴールデンタイムです。ゆっくりと湯船に使って身体を温めると、血流を促し老廃物が流れやすくなるので、お風呂上がりは最適のストレッチタイムです。
簡単にできる開脚ストレッチを試してみましょう。
1.ストレッチマットなどの上で、脚を痛くならない程度まで広げて座ります。
2.ゆっくりと息を吐きながら、手を伸ばして前屈していきましょう。痛くない範囲まで前屈したら、ゆっくりと上半身を起こします。
3.同じ要領で、右足・左足にも手が届くように斜めに前屈します。
4.前・右・左の3方向へのストレッチを3回繰り返します。
この前屈ストレッチでふくらはぎだけでなく、太もも・お尻・骨盤の筋肉まで動かして、老廃物を流れやすくします。1日の老廃物をしっかり流して、美脚を目指しましょう。
ブーツ選びも重要
むくみやすい体質の女性は、秋冬の定番アイテムであるブーツ選びにも注意が必要です。というのもブーツはどうしても足首が固定されてしまうため、ふくらはぎの筋肉が動きにくくなり、むくみやすくなることがあるからです。
むくみをできるだけ軽減したければ、履き口が細く足首が固定されやすいロングブーツよりも、履き口の広いショートブーツの方がおすすめです。ブーツの前足部分がどれぐらい柔らかい素材で曲がりやすいのかも、購入前にチェックするようにしましょう。
またブーツでもヒールのあるものだと、脚のラインはきれいに見せられますが、前傾姿勢が続き、ふくらはぎの筋肉でも前側部分だけに負担がかかるため、脚の痛みが発生する原因になります。むくみ対策を考えるなら、ヒールの無いものか、少しでも低いものを選ぶほうが無難です。
ショートブーツは今年のトレンド
むくみを軽減するためにおすすめなショートブーツは今年の秋冬のトレンド!トレンド感を出しつつ、むくみも軽減できるなら一石二鳥ですね。
写真のようなサイドゴアブーツなら、履き口の幅が広く、足首が前後に動かしやすいため、自然と歩きながらふくらはぎの筋肉を動かすことができます。ゴア素材で脱ぎ履きもしやすいので楽々です。
ちょっとメンズライクなブーツの雰囲気で、カジュアルコーデからガーリーコーデまで、適度なクールさを出してまとめてくれます。むくみ対策とおしゃれを両立させたトレンドブーツで、快適にこなれ感のあるコーディネートを楽しみましょう。
ストレッチとブーツ選びが重要♪
女性の悩みで多い“むくみ”。カギを握るのはふくらはぎの筋肉です。普段から空いた時間にふくらはぎの筋肉を動かしながらストレッチしてあげることで、血流を促進させてむくみの原因になる老廃物を流してしまいましょう。ブーツ選びは足首が固定されないように、履き口の広い今年トレンドのショートブーツをチョイスして、むくみ知らずで快適に冬のファッションを楽しみましょう。
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