足裏を触れば体調がわかる。フットセラピーや足ツボマッサージなどへ行き、足を熟知した方からそう言われたことがあるのではないでしょうか。足はそれほど健康に深い関わりがあるのです。
若い頃は履き心地など二の次で、見た目や流行優先で靴を選んでいても、アラフォー世代になると、無理して履いたダメージからなかなか回復できない経験があったりして、デザインだけでなく履き心地も譲れない!と、欲張りになった方も多いのでは?
そんな方のために、大人の女性の靴選びのポイントをご紹介します。
柔らかさだけでは危険!?歩きやすい靴の選び方
革靴を選ぶとき、デザイン以外で何を基準に選んでいますか?よく大人の女性が口にするのは「柔らかさ」です。例えば革製品を買う場合、若いときは「固い皮を自分の体になじませるのが革製品の醍醐味」なんて言っていても、大人になったらそれはちょっと面倒ですよね。
それより、買ったときから足になじむ、柔らかい方が履きやすいし疲れません。しかし、ここで注意してほしいのは、皮が柔らかすぎるのもNGということ。靴底やつま先、かかと部分がしっかりしていないと、本来の「足を守る」役割が果たせません。
特に靴底がしっかりしていないと、歩いたときの衝撃を吸収してくれません。靴底がしっかりしていないと歩き方にも悪影響があり、そうすると足だけでなく肩や腰など、足以外の部分に痛みが出ることも。靴の本場ドイツでは「足が全身を支配する」と言われるとおり、足の不具合がどれだけ影響があるかをまず理解しましょう。
サイズ選びの失敗が体調不良の原因に!?
靴底がしっかりしているものを選ぶ。それを念頭に、次はサイズの選び方について考えてみましょう。パンプス、ローファー、ブーツ、スリッポンなどさまざまな種類がありますが、基本的な選び方は共通しています。
まず、かかとの部分をしっかりフィットさせた上で、靴先と自分のつま先に指1本から1本半(1cmから1.5cm)ほど余裕があること。これはヒールがある靴でも同じです。そして、親指と小指の付け根の間、足で一番幅が広いこの部分をボールジョイントと呼びますが、ここが靴にぴったりフィットした上で、靴の先がつま先を圧迫していないかを確かめましょう。
もしこの部分がきつすぎたり、逆に緩すぎたりすると、歩いたときに靴の中で足が動いて歩きづらくなり、それをかばおうとして足だけでなく他の部分にも負担がかかります。そうすると足元が原因で体に歪みが生じ、思わぬ場所が痛くなったりします。
足にトラブルが起きないハイヒール選び
つま先に負担がかかりやすいハイヒールは、巻き爪、親指が小指の方に曲がってしまう外反母趾、指が曲がって戻らなくなるハンマートゥなど、さまざまなトラブルを招きやすい靴の代表格です。
また、日本人は親指が一番長い「エジプト型」という足の形が多いのですが、「エジプト型」の足はつま先が細いハイヒールに影響を受けやすい足の形なのです。それを防ぐのに大切なのは、上で書いたサイズ選びはもちろん、足裏全体が靴底にフィットするかどうかのチェックです。上記のトラブルは親指付近に負荷が集中することで生じるものだからです。
また、デザインを優先してつま先が細すぎるタイプを選ぶのもNG。自分の足に合わないと感じたら、つま先が丸みを帯びたものの方が、足への負担が少なくなります。自分の足に合う形で、足裏が靴底にぴったりフィットすること。ハイヒールを選ぶときはその点を重視して選びましょう。
足のTPOって? 自分の足の形・最適な靴の形を把握する
TPOをわきまえる。大人になるとよく言われる言葉ですね。状況に応じて最適な振る舞い、ファッションをするという意味でよく使われますが、靴を選ぶ際にも自分の足がどんな形で、最適な靴の形は何なのか、いわば足のTPOを自分自身が把握しておくことが大切です。
そのためにはシューズショップへ定期的に出向き、シューフィッターさんに計測してもらうのが一番いいのですが、仕事や家事・子育てなどで忙しい毎日、なかなかそうした時間も取れません。
そんなときは、こうしたサイズ選びの大切さをしっかり解説してくれるショップや、日本人の足の特徴を考慮して作られた靴を選ぶというのもひとつです。
10万足以上売れたベストセラー ふわっふわ華奢みえパンプス
ローヒールで歩きやすく、足にぴったりフィット。歩くときに適度な負荷をかけることで、歩くだけで自然に美脚になれるというこのシューズは、素材、カラーも豊富です。
機能面が大切なのはわかったけど、おしゃれも捨てられない、ついでにはいてキレイになれる靴はないの?というのが、良いも悪いも味わい尽くした大人の女性ならではの想い。大人の女性の「欲しい」が詰まったラインナップを、ぜひ一度チェックしてみてください。
大人の靴選びへステップアップ!
少し無理をしてでもおしゃれを楽しむ……若者の特権ですよね。しかし大人になったなら、自分のことをよく理解した上で、最善のおしゃれを楽しみたいものです。
健康に大きな影響を与える足を気遣った靴選びはその第一歩。体が健康なら、見た目だけを飾ったおしゃれでは実現できない美しさが内側から溢れ出てくるでしょう。
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