秋から冬、春先まで毎日のように履くブーツ。寒い日には温かくて助かりますよね。ただどうしても気になるのがブーツのニオイ。特に仕事仲間とお座敷で食事など、ブーツを脱ぐシーンでは気になって仕方ありません。でもブーツのニオイは、原因を知ってしっかり対策すれば軽減できます。ブーツのニオイの原因や対策をチェックしてみましょう。
まずブーツのニオイの原因を知る!
ブーツのニオイの原因をしっかり理解しておきましょう。原因が分かればニオイの発生も防げますし、ひどくなってしまったときの対処法もわかりやすくなります。ブーツのニオイの原因は、ずばり「雑菌による腐敗臭」です。長時間履いた後のブーツにはおよそ10億以上の雑菌がいるといわれています。繁殖した雑菌が老廃物として排出する物質が、ブーツのあの嫌なニオイの原因なのです。そのため雑菌の繁殖を防ぐことがニオイ防止につながります。
対策前に再確認:ブーツの基本
今回は3つのニオイ対策をご紹介しますが、そもそも雑菌が繁殖しなければブーツのニオイは発生しません。まずはブーツのメンテナンスの基本を再確認しておきましょう。履いた直後のブーツは雑菌が最も好む高温多湿の条件が整っています。そのため、ブーツを脱いだらすぐ丸めた新聞紙や除湿剤を入れて湿度を下げるようにしましょう。また同じブーツを毎日履いていると、高温多湿の状態が続き雑菌が繁殖しやすくなるので、ブーツは基本的には履いたら2、3日の休息期間が必要です。こうした基本を守っていてもブーツのニオイが気になるようであれば、次の3つの対策を試してみましょう。
対策(1)昔ながらの10円玉活用法!
10円玉は銅でできています。そして銅に含まれる銅イオンにはニオイの原因になるバクテリアや雑菌を分解殺菌する効果があります。脱いだ靴に新聞紙を入れる前に10円玉を50円分ずつ入れてみましょう。次履くときにはニオイが軽減されているはずです。ただし銅はカビやすいので、入れっぱなしにするのはNG。履くときに出してきれいに拭いて、脱ぐ時にまた入れる習慣をつけると、ブーツからほとんどニオイがなくなります。
対策(2)重曹シューキーパーを試してみよう
重曹を使った裏ワザは多いですが、ブーツのニオイ対策にも役立ちます。重曹には湿気とりの効果と消臭効果があるので、ブーツのお手入れにはピッタリなのです。方法は簡単!お茶パックに重曹を入れて、使わなくなった靴下に詰めたら手作りシューキーパーの完成です。ブーツを脱いだらすぐに入れておきましょう。アロマオイルを重曹にあらかじめ数滴垂らしておくと、次に履くときにいい香りがします。大体1カ月に一度は重曹を交換しましょう。使い終わった重曹は家の中の掃除にも使えます。
対策(3)即効性ならミョウバンスプレー!
上でご紹介した2つの方法は、ニオイのきついブーツを徐々に殺菌消臭する方法です。でも同僚とお座敷に上がるときなど、即効性のある方法が必要なときもありますよね。そんな場合に頼れるのがミョウバンスプレーです。ミョウバンとは昔から使われている食品添加物で、メロンパンやホットケーキの膨張剤としても使用されています。また消臭効果もあるので制汗剤などにも使用されています。最近ではスーパーなどでも売られていて簡単に購入できます。500mlのペットボトルに水と15gのミョウバンを入れて冷蔵庫で2、3日おきます。これは原液なのでさらに小さなスプレー容器に移し替えて10倍程度にうすめて使いましょう。10円玉のよう持続性は低いですが、即効性の高い消臭スプレーになります。食品添加物なのでブーツだけでなく足にかかっても安全です。
しっかり対策してブーツコーデを快適に楽しもう♪
ブーツのあの嫌なニオイの原因は雑菌でした。繁殖させないために、日頃から基本のケアをしっかりしておくことが大切です。ニオイがひどいときは10円玉や重曹を使って対策したり、お出かけにはミョウバンスプレーをバッグにしのばせて、ストレスなくブーツコーデを楽しんでくださいね。
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